2024年03月15日

今週の注目される定点把握対象疾患
2024年第10週 (3/4~3/10)

【定点把握の対象となる5類感染症】
・定点医療機関からの報告総数は1,863人(定点当たり39.7)で、前週比104%とほぼ横ばいであった。
なお、前週に比べ増加した主な疾患は新型コロナウイルス感染症とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は特になかった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は401人(6.9)で、前週比110%と増加した。
高千穂(15.5)、小林(10.5)、日南(9.4)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の約6割を占めた。

【インフルエンザ】
報告数は845人(14.6)で、前週比100%と横ばいであった。
例年同時期の定点当たり平均値*(3.1)の約4.8倍であった。
延岡(29.4)、中央(23.5)、高鍋(20.8)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の約9割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は200人(5.6)で、前週比125%と増加した。
例年同時期の定点当たり平均値*(1.9)の約2.9倍であった。
延岡(9.0)、宮崎市(7.3)、都城(6.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は4歳から6歳が全体の約4割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(2024年3月15日更新)